午前中の施設見学の後、小田原市内の小田原お堀端コンベンションホールにてシンポジウムが行われました。
大きめのステージがある立派なホールで、施設見学に参加した人を含めて100名くらいの人数は入っていたでしょうか。
基調講演〜セッションまで、興味深い内容で、あっという間に時間が過ぎていきました。音響設備も良くディスカッションの声も聞き取り易く、とても有意義な時間を過ごすことができました。
以下、わたしが、講演やセッションを聞きながら取ったメモを元に書いた要約・感想です。聞き間違えなどあるかもしれません。あくまでもご参考ということで、あらかじめご了承下さい。
【自然エネルギーの普及は何の為に】
『生態系の破壊』『住環境』『景観』『各種優遇税制の不正利用問題』など、日本の自然エネルギーが抱える矛盾点について、問題が提起されていました。
【自然エネルギーによる次世代農業の実現】
食料生産にはエネルギーが必要であり、農業では多くの油を必要とする。
農機具を電動化(トラクターのEV化など)することにより、ソーラーシェアリングで得た電力を有効活用する。農業と一体になって、初めてソーラーシェアリング。ソーラーパネルは、やがて『農機具』になる。
【ソーラーシェアリングの普及と課題】
農家の理解が進まない理由は、『イメージができない。』見せないと分からないので、事例を作る、費用と収支を示すなど。農業委員会事務局の理解不足、スタンスの違い。非農家の人に参入してもらう、『市民農園型』、中古パネルを使ってコストダウン。
【行政の取り組み】
国政、『再生可能エネルギーシェアリングモデルシステム構築事業』、地方公共団体、『神奈川県スマートエネルギー計画 新目標』、ソーラーシェアリングを2020年度までに100件導入方針、耕作放棄地を活用。
キーワードをメモするだけで精一杯でしたが、ソーラーシェアリングの普及は、まだ道半ばと感じました。
国や県レベルの取り組みが市町村レベル、市町村民レベルまで浸透するのは、まだ時間がかかりそうです。
とはいえ、道半ばだからこそ、できることやチャンスがあるのも事実。
個人的にも何ができるか考えて行きたいと思います。
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