新聞の社説で、脱炭素戦略の提言に対する疑問を投げかけていますね。
引用先:https://mainichi.jp/articles/20190406/ddm/005/070/026000c
提言では、二酸化炭素から燃料や原料を生み出す技術に期待しているとありますが、素人が読んでも、そんな錬金術みたいな技術なんて、ホントに出来るんだろうか?と思えます。
石炭火力の全廃も見送りと現実的な対策には消極的で、ちぐはぐな印象を受けますね。たしかに炭素回収・貯留(CCS)付き石炭火力発電という設備の実証実験も行われていますが、限界があるのではないでしょうか。
提言には、今流行りの忖度が見え隠れするようで、なんだかなあ・・という感じ。こちらは、2040年の電源構成についても感想を書いています。(IEA 450シナリオ)参考になると幸いです。
社説では、省エネ技術や蓄電技術の低コスト化を図り広く普及させるべき、と締めていますが、まったくそのとおりだと思います。省電力においては日本は先進的なものを持っていると思うので、わけのわからない技術に頼るより、得意なところで勝負した方が良いと考えるのが普通です。
蓄電技術の進歩で、蓄電池などが安価になり、この値段なら買っても良いかなと思えるぐらいになれば、おのずと普及は促進されるでしょうし、太陽光発電事業に取り組む者にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
今回、あくまで有識者懇談会の提言というものなので、異論があれば修正もされるのでしょうが、それにしても有識者懇談会って不思議ちゃんです。
何とかおかしな方向に行くことだけは、避けてもらいたいと切に願うばかりです。
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