Bルートサービス発電量データ欠損の続報 その2です。前回の記事は、こちら(Bルートサービス、発電量データ欠損 その1)
代理店さん経由で メーカーのIIJさんに問い合わせを行っていましたが、回答が得られましたので紹介します。
結論からいうと、Bルートサービス側では無く、スマートメーター側の異常もしくは不具合の可能性が高いとのことです。
再検針時の処理詳細
再検針を行う場合「IIJ スマートメーターBルート活用サービス」Webアプリの再検針メニューから実行します。
この場合の内部処理は、
- ゲートウェイ機器(当方の場合、SA-M0)よりスマートメーターに対して「積算電力量計測履歴1」という値の取得要求。
- 取得した「積算電力量計測履歴1」の中に含まれるデータをもとに欠損を補完。
欠損の補完ができない原因
「積算電力量計測履歴1」には指定した日付の48コマ分(30分毎24時間分)の逆方向積算電力量データが含まれています。
当方の場合、48コマ分のデータのうち、7月10日11:00~12:00の 3コマ分のデータが欠損していました。
このため、再取得を行っても取得した「積算電力量計測履歴1」に補完すべきデータが含まれいないので、再検針処理に失敗し続けてしまうとのこと。
今後の対応としては・・
IIJ側からも再取得を試みて頂きましたが、7/10の逆方向の「積算電力量計測履歴1」については、メーターからの応答がない状況。
今回の現象は、IIJとしても初めて遭遇するケースだそうで、メーター側の不具合が疑われるため、電力会社への状況確認を行ってもらいたいとのこと。
代理店さんにおいても過去スマートメーター故障・不具合が発生したことがあり、通信ユニット故障の診断が下り、メーター交換対応となったそう。
メーター交換となった場合のデメリットは、
- 「交換前メーターの検針値は、引き継がれないため不連続による表示欠損が発生。」
- 「交換前メーターのID、パスワード引継ぎ事務に1~3週間要し、その間監視不能。」
電力会社に問い合わせてみるのもひとつの手かもしれません。
ただデメリットや問い合わせから実際に確認〜処置に至るまで時間などを考えれば、手間暇に見合わないような気もします。
完全にデータ取得ができなくなった訳ではなく、今の所、現象の再発もないので、しばらく様子を見てから対応を考えようと思います。
迅速な対応をして頂いた代理店さん、IIJさんに感謝です。
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