太陽光パネルの板ガラス、家具部材へ。

(カテゴリ: 事業, 太陽光発電)

昨今、太陽光パネルのリサイクルが、大きな話題となっています。
 
そのような中、9月1日付で日立製作所が『太陽光パネル板ガラスをそのままオフィス家具へ、アップサイクル実証』と題するプレスリリースを出しています。
 
リリースによりますと、日立・イトーキ・トクヤマの3社が共同で、使用済み太陽光パネルから回収した板ガラスを粉砕せずに再利用する取り組みを進めているとのこと。
 
(リリース引用)
トクヤマの低温熱分解法で高品質な板ガラスを回収し、日立の非破壊強度推定技術により『亀裂』や『アルカリ溶出』などの劣化の影響を評価することで、板ガラスをそのまま再利用することを可能にしました。

 
さらに、イトーキは回収ガラスの個性を活かした会議ブースを試作。
微細な凹凸を残した意匠材として活用し、視線を遮る効果とデザイン性を両立させたとのことです。
 
太陽光パネルの廃棄量は、2030年代以降に年間50万トン規模に達する見込みとのこと。
そのうち約6割を占める板ガラスの再利用は、資源循環の観点からも重要なテーマであり、今回のような「粉砕しない再利用」は、まさにアップサイクルの好例と言えるのかもしれません。
 
新規製造と比較して、CO₂排出量を最大50%削減できるとの試算もあるようで、環境負荷の低減と、素材の価値再発見が同時に進む取り組みとして、静かに注目したいところです。

 

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