太陽光パネルの火災対応について、新たな技術開発の報道がありました。
10月10日付で、RKB毎日放送が『カギは”黒い泡”消火妨げる太陽光パネル「専用の消火剤」開発中 泡で遮光→発電止め漏電リスクを解消 北九州市立大学』と題する記事を掲載しています。
脱炭素社会の実現に向けて、国が普及を進める太陽光発電ですが、記事にもあります通り、太陽光パネルを設置している建物は、万が一火災が発生した場合、 設置していない建物と比べて、消火活動が困難になるというリスクをはらんでいる点は、よく指摘されるところであります。
(記事引用)
太陽光パネルがついている方がやはり消防隊員が気をつけるポイントが増えるのかなとは思います。
太陽光パネル自体、光を受ければ発電を続けますので、どこから電気が漏電しているかがちょっとわからないっていう可能性もあります。
こうした課題に対応すべく、北九州市立大学では、太陽光パネル火災に特化した「専用の消火剤」の開発が進められているそうです。
開発中の消火剤は、炭素由来の黒い色素を含んだ泡で、 太陽光パネルの表面にとどまり、光を遮断することで発電を停止させ、 漏電リスクを抑えながら消火活動を可能にするというもの。
泡はドロドロしていて、形を保ったまま長時間パネル上にとどまり、何層にも重なることで遮光効果を高めるとのこと。
(記事引用)
遮光効果を高めるためには色素そのものよりも、色素の散布のし方、または配合の仕方にあったので、ある程度きれいな遮光ができたときにはそれはうまくいったという実感がありました
太陽光発電事業を営む者としては、火災時の安全対策について、「遮光による発電停止」という視点が加わったことに、静かな安心を覚えるところです。
今後は、実際の火災現場での実験を通じて、さらなるデータの蓄積と技術の実用化が進められるということです。
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