昨今、太陽光発電所の「立地の適否」が、よくニュースの話題に上がっております。
そのような中で、11月8日付で、朝日新聞が『使わない線路で太陽光発電、地盤の頑丈さ強み JR九州が宮崎で実験』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、 使わなくなった駅構内の線路を活用した太陽光発電の実証実験が、 10月より、宮崎市のJR佐土原駅で始まっているとのこと。
(記事引用)
使わない線路10メートルに太陽光パネルなどを設置。二酸化炭素の排出を年5トン(約2世帯分に相当)減らす計画だ。
この実証実験は、JR九州とウエストホールディングス(広島市)によるもので、発電した電力は駅で使用されるとのこと。
国土交通省の補助金も活用されているそうです。
線路はもともと地盤がしっかりしているため、設置しやすいという利点があるとのこと。
今後は、発電状況の検証を進めていく予定としています。
利用しにくい「遊休地」の活用としては、非常に良い方向性であり、個人的にも、注目している取り組みです。
一方で、付近を列車が走行する環境であることから、鉄粉によるパネル汚れや、貰い錆といった影響が気がかりに感じられるところも、ないではありません。
ともかくも「実証実験」でありますので、そういった課題や、対応策なども含めて、ぜひとも今後、公表していただきたいところです。
太陽光発電の設置場所が限られていく中で、「線路」というインフラの再活用が、どのような可能性を持ち得るのか、見守っていきたいと思います。
![]()
太陽光発電ランキング
ブログ更新の励みになります。
よろしければ、是非クリックください。
![]()
にほんブログ村
<
- « 前の記事へ
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。