晩秋の夜は、どこか静かで、発電所の点検に訪れると、空気の冷たさが身に沁みてまいります。
しかし、その静けさの裏で、銅線ケーブルを狙った窃盗と、それを換金する流れが摘発されたとの報道がありました。
11月28日付で、テレビ新潟が『盗品である銅線ケーブルを架空の人物になりすまし約223万円で売却 犯罪収益等隠匿の疑いでベトナム国籍の男(33)を再逮捕《新潟》』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、群馬県に住む中古自動車販売・金属買取業のベトナム国籍の男(33)が、盗品かつ犯罪収益である銅線ケーブルを架空の人物になりすまして売却したとして、 犯罪収益等隠匿の疑いで再逮捕されたとのこと。
(記事引用)
男はことし5月16日、群馬県伊勢崎市内の金属買取業者に対して、買い取り伝票に虚偽の氏名や電話番号を記入して提出し、盗品かつ犯罪収益である銅線ケーブル約1584キログラムを架空の人物を名乗って売却した疑いがもたれています。
この銅線ケーブルは、ことし5月に新発田市の民間の太陽光発電施設から盗まれたもので、実行役のカンボジア人の男らも窃盗の疑いなどで逮捕されているとのことです。
男は、カンボジア人の男らから約171万円で銅線ケーブルを買い受け、これまでに入手していた分も合わせて約223万円で売却したとみられています。
こうした、銅線ケーブルの盗難から換金に至る「サプライチェーン」の間が摘発されることは、望ましい姿と言えましょう。
結局のところ、窃盗犯は銅線ケーブルそのものが欲しいのではなく、現金を手に入れたいのです。
その流れを断ち切ることが、再発防止につながるのではないでしょうか。
太陽光発電所を営む私たちにとっても、「盗難対策」は現場だけでなく、流通の仕組み全体に目を向ける必要があるように思われます。
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