関西万博も終わって久しいですが、その「資産」については、様々なところで活用されようとしています。
その一例として、リユースパネルを活用した発電事業の実証試験が始まったとのリリースが。
12月16日付で、DOWAホールディングス株式会社が『リユースPVパネルを活用した発電事業の実証試験を開始~PVパネルの撤去からリユース・リサイクルまでのワンストップサービスを確立~』と題する、ニュースリリースを公表しています。
リリースによりますと、大阪・関西万博で使用されたパネルを含むリユースPVパネルを活用し、福島県内で発電事業の実証試験を開始したそうです。
(リリース引用)
撤去からリユース・リサイクルまでのワンストップサービスを確立します。
これにより、PVパネルのライフサイクル全体を通じた環境負荷の低減と、資源の有効活用を目指します。
試験は、DOWAエコシステムの子会社である相双スマートエコカンパニーにて実施。
検査を通過した使用済みパネルを設置し、発電試験を行う仕組みで、発電した電力は自家利用や売電に活用され、再利用が不可能なパネルはリサイクルに回されるとのことです。
背景には、2030年代に本格化すると見込まれる使用済みパネルの大量排出があり、銀や銅といった有価金属の国内活用や、有害物質の適正処理が課題となっているため、国内でのリユース体制の迅速な構築が求められているとのこと。
福島県の「福島イノベーション・コースト構想」とも連携し、復興と新産業基盤の構築を目指す取り組みの一環。
万博で使われたパネルが、こうして新しい形で再び活躍することは、資源循環の象徴的な事例とも言えそうです。
太陽光発電所を営む私たちにとっても、「リユース」という選択肢が現実味を帯びてきたことは、今後の運営に大きな示唆を与えるものといえましょう。
持続可能な営みの中で、資源の循環を意識することが、ますます大切になってまいります。
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