東急世田谷線において電力の100%を再エネ由来の電力で調達し、電車の運行を行うと発表されました。
引用先:https://mainichi.jp/articles/20190326/ddm/008/020/114000c
以前の記事で(再エネ100%大学)を紹介しましたが、今度は鉄道です。
世田谷線と言えば、東京では都電荒川線とともに数少ない路面電車として親しまれています。
わたしもだいぶ昔ですが、世田谷ボロ市に行くために三軒茶屋駅から乗車し、世田谷駅まで行ったことがあるので、懐かしいですね。
神奈川県で、路面電車と言えば、江ノ電が一部軌道線を走っていますが、世田谷線の方が軌道の距離が長かった覚えがあります。
電力の調達先は、東京電力では無く東北電力で、地熱や水力で発電した電力の供給を受けるとありますね。
最近は、企業が電力コストの削減を狙って電力会社を切り替える動きが増えています。3月にもセブンイレブンが関東地方の店舗で使用する電力を東電から北陸電力へと調達先を切り替えたと報じられました。
今回、東北電力から調達した再エネ電力は割高になってしまうとのことですが、二酸化炭素の排出ゼロにすることを優先した結果なのでしょうね。
少しづつですが便益を意識する動きが出ているような気もします。
再エネで発電した電気を使って走る電車。こじつけで単価上乗せを画策するニュークリアをゼロ・エミッションと呼ぶ前に、調達から運用まで再エネで賄う、こちらを真のゼロ・エミッションと呼ぶべきでしょう。
これを家庭で実現するなら、太陽光発電設備と電気自動車の組み合わせ、ということになりますが、もうちょっと電気自動車が安ければなあ・・電池が高価なので仕方ありませんが、ゼロ・エミッションを目指すには、それなりのコストがまだまだ必要ですね。
鉄道などのインフラで再エネ電力の導入が進めば需要が増え、再エネの加速に良い影響を与えるかもしれませんね。
江ノ電でも再エネ電力を採用すれば、環境に配慮した観光電車ということをアピールでき、地域の経済に貢献してくれると思うのですが・・ぜひ路面電車つながりということで検討してもらいたいですね。
コメントを残す