当方のような、太陽光発電事業者にとっては、「再生可能エネルギー = 太陽光発電」のイメージが強いのではありますが、再生可能エネルギーの国内市場について、注目すべき調査結果が公表されています。
9月20日付で、ニュースイッチが『太陽光発電が5割…再生エネ国内市場、今年度2兆円に』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、富士経済の調査により、令和7年度の再生可能エネルギー関連の国内市場は2兆28億円と予測され、その約5割を太陽光発電システムが占めるとのこと。
(記事引用)
種類別の動向では太陽光発電システムが住宅向けを中心とする発電容量10キロワット未満で電気料金削減を目的とした自家消費用途での導入が堅調。
東京都などによる設置義務化条例の影響もあり、新築戸建住宅への搭載率が上昇しているほか、蓄電システムとのセット導入も進んでいるとのこと。
また、ペロブスカイト太陽電池の開発や補助制度の導入など、
新規需要の創出に向けた取り組みも進められており、第7次エネルギー基本計画の達成に向けて、導入促進が図られているようです。
一方、風力発電については、大型陸上風力の適地減少や環境アセスメントの影響により、新規導入量の減少が見込まれているとのこと。
洋上風力は、複数のプロジェクトが進行中で、30年度前後には数百メガワット規模の運転開始が予定されているようです。
水力・バイオマス・地熱については、それぞれの事情により、市場規模の縮小や停滞が予想されているとのこと。
当方としては、既述の通り「再生可能エネルギー = 太陽光発電」という印象が強かっただけに、今回の「5割」という数字は、むしろ「少なめ」に感じられたのが正直なところです。
とはいえ、再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電が「主力」としての位置づけを確立しつつあることは、改めて浮かび上がってくるように思われます。
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