太陽光発電事業を営むにあたり、「次の気になる話題」は、やはり太陽光パネルのリサイクルでありましょう。
この話題について、費用の観点を中心に、以下のように報じられております。
9月21付で、産経新聞が『太陽光パネルリサイクル大量廃棄問題、熊本地震で露見 費用は埋め立ての4~6倍』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、政府がリサイクル義務化を見送ったことで、 2030年代以降の大量廃棄が懸念されているとのこと。
(記事引用)
今年3月の政府の発表によると、パネル1キロワットあたりの埋め立て費用の目安(中央値)は2100円。
これに対し、リサイクルは8000~1万2000円と4~6倍もの開きがある。
「少し前に設置の発電所」の規格で考えますと、「パネル1キロワットあたり」は、概ね3~4枚になりますでしょうか。
パネルのリサイクル技術は、発展途上とは言え、埋め立てに対しリサイクル費用の高さが際立つ印象です。
また、パネルの重量の6割以上を占めるガラスについては、 ヒ素やアンチモンなどの有害物質を含むケースもあり、 用途開発の難しさが課題となっているとのこと。
(記事引用)
ヒ素を含んだガラスは再利用できず、アンチモンを含むガラスもリサイクルは住宅用断熱材などに限られており、ガラスの用途開発も課題となっている。
さらに、災害時の経験として、平成28年の熊本地震では、益城町において太陽光パネルの大量廃棄が発生し、分別や保管の難しさが露見したとのこと。
(記事引用)
太陽光を浴びる状態で保管すると発電する恐れがあり、分別や一時保管場所の確保が課題となった。
こうした課題は、制度設計の遅れだけでなく、現場の対応力や平時からの備えにも関わるものでありましょう。
当方としても、日々の設備管理の延長線上に、「廃棄のその先」を見据えておく必要を感じております。
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