マグロが、再エネに一役。

(カテゴリ: 太陽光発電)

日差しの強い日が続きます。
太陽光発電所の発電量が期待できる反面、休日の晴天が気にかかる一面も。

そのような中、令和7年7月18日付で、千葉日報に「再生エネルギー活用にマグロが一役 冷凍庫の使用電力調整で」と題する記事が掲載されています。(共同通信の配信記事)

記事によりますと、中部電力ミライズなどは、静岡県焼津市にある冷凍マグロ倉庫において、 太陽光や風力の発電量に応じて、使用電力を調整する取り組みを始めたとのこと。

これは、電力の需給バランスを安定させるための「デマンドレスポンス」の一環であり、 再生可能エネルギーの最大限活用を目的としたものです。

記事より引用:
冷凍機を一時的に弱めても、きんきんに冷えたマグロ自体が保冷材の役割を果たして倉庫内の温度変化はわずかで、鮮度に影響は出ないという。

この取り組みでは、焼津市のシズオカコールドストレージ社の冷凍倉庫(床面積1859平方メートル)を活用。
大型冷凍機4台(計300キロワット)で、倉庫内は年中マイナス60度に保たれているとのこと。

曇天で太陽光発電が振るわない時や、気温上昇でエアコン利用が増えるなど電力需要が伸びる際には、ミライズの制御システムが遠隔指令を送り、冷凍機の使用電力を減らす仕組み。

当方としては、「マグロが保冷材になる」という発想に、少し驚かされました。
冷凍機を弱めても、マグロ自体が冷気を保持する、まさに「蓄冷」の役割を果たしているということになります。

太陽光発電事業者としては、発電側の出力制御にどうしても目が行きがちですが、こうした「需要側の調整」が進むことで、再エネの受け皿が少しずつ広がっていくことは、歓迎すべき流れかと思います。

記事によりますと、この取り組みは、太陽光や風力の変動に対応するための需給調整の一環であり、今後の展開にも注目が集まるところです。


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