また、このような話題で誠に恐縮ではありますが、やはりどうしても「この種のニュース」が、目についてしまいます。
またしても、太陽光発電施設をめぐる窃盗事件が報道されています。
今回は、福岡県飯塚市の大規模施設で、長さ1.2キロメートルに及ぶ銅線が盗まれたとのこと。
9月12日付で、テレビ西日本が『“消えた銅線”長さ1.2キロ超 飯塚市の太陽光発電施設で銅線窃盗の被害 「銅」の価格高騰が原因か』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、8月12日から発電計測データがゼロになり、九州電気保安協会が緊急出動したところ、送電用の銅線が切断され、約1200メートル分が盗まれていたとのこと。
(記事引用)
こちら送電用の銅線の太いケーブルなんですが、このように切断され盗まれてしまっています。
kappa註:元記事の写真参照
施設の管理者は、パネルの上に上って銅線を引き出し、トラックで搬出した可能性が高いと見ているそうです。
被害額は修理費用も含めて約1500万円に上り、警察に被害届が提出されています。
さらに、記事では近隣の太陽光発電施設でも、昨年9月以降に3件の銅線窃盗が発生しているとのこと。
また、筑後地方の農業用ハウスでも、今年5月から8月にかけて13カ所で同様の被害が確認されているそうです。
背景には、銅価格の高騰があるとのこと。
不安定な国際情勢や再生可能エネルギー設備での需要増加により、 銅の価格は5年前の倍以上になっているそうです。
太陽光発電所を狙った窃盗は、ケーブルや接続部材が対象となることが多く、現場では、フェンスや監視カメラの設置など、防犯対策が求められる状況が続いています。
今回のように、広範囲かつ計画的な犯行が疑われるケースでは、設備の損壊だけでなく、復旧までの時間的損失も大きくなります。
本件は大規模発電所での被害ですが、小規模な設備でも決して無関係ではありません。
当方も現場管理にあたり、防犯の基本を再確認しておく必要を感じました。
皆さまも、どうぞご注意ください。
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