最近、太陽光パネルのリサイクルに関する報道を、頻繁に目にするようになりました。
制度の整備、技術の開発、そして実証事業、それぞれが、着実に進んでいるように感じられます。
そのような中で、11月5日付で、福島民友新聞が『楢葉で太陽光パネル「再生」 富岡・丸東、破砕プラント完成』と題する記事を掲載しています。
記事によりますと、富岡町の総合建設業・丸東は、楢葉町波倉に「ソーラーパネルリサイクルセンターならは」を整備。
使用済み太陽光パネルを受け入れ、破砕処理によって素材ごとに分類・再資源化する設備が完成したとのこと。
(記事引用)
使用済みのソーラーパネルを受け入れて破砕処理し、素材ごとに分類してリサイクルする。
このプラントは、構想から7年をかけて整備されたもので、処理能力は1日8時間稼働で8.64トン。
特許技術を有する破砕設備により、ガラス粒・金属スクラップ・バックシートなどを素材ごとに分類し、リサイクル率100%を目指しているといいます。
抽出されたガラス粒は、手のひらで握ってもけがをしない形状だそうで、今後、有効な再利用策の検討が進められるそうです。
太陽光発電事業を営む者としては、最近の太陽光パネルのリサイクル関連の報道の中でも、今回のように「プラント完成」の報は、実際に処理が可能となる設備の稼働を意味するものであり、注目しておきたい内容であります。
とは言え、やはり気になるのはその経済性。
一般にリサイクルの最大のネックは、やはり「費用対効果」であり、立ち上げ段階の今は、まだその実態が見えづらいところでもあります。
当方としては、処理費用や再資源化の実効性などについて、今後の続報を期待したいところです。
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