昨日の投稿で、
出力制御時の2022と2023を比較して、
東北では、原発が稼働していないのに、
供給力が、200万kw近くも増えて、出力制御量の増加を招いているのでは?
と発信したところですが、
調べてみると、
火力発電を増やして再エネの出力制御を増やしているように見えます!
2022 | 2023 | |||
5月4日 | 4月2日 | 差 | ||
エリア需要 | 719 | 779 | 60 | 万kw |
揚水運転等 | 33 | 26 | -7 | 万kw |
域外送電 | 314 | 358 | 44 | 万kw |
需要合計 | 1066 | 1163 | 97 | 万kw |
供給力 | 1185 | 1364 | 179 | 万kw |
再エネ | 747 | 759 | 12 | 万kw |
出力制御 | 119 | 201 | 82 | 万kw |
2022.5.4データ元:seigyo_shiji_kako.xlsx (live.com)
2023.4.1データ元:seigyo_shiji_tounen.pdf (tohoku-epco.co.jp)
上記表の2022年5月の発電状況の詳細は、
データ元:電力広域的運営推進機関HPの東北電力4月出力制御の検証より
5月2日から5月5日までのエリア供給力の内訳です。
エリア供給力計の欄では、
1156万kw~1235万kwとエリア供給力が変動していますが、
多くが電源Ⅰ・Ⅱ(火力)で160~283万kwと調整しているようです!
5月4日の再エネ抑制量は、118.6万kwですが、
電源Ⅰ・Ⅱ(火力)160.2万kwを
5月2日の283.6万kw並みに増やすと、エリア供給力は、
1184.4万kwから1307.8万kw
と2023年4月2日並みのエリア供給力となってしまいます!
したがって、2022年は、火力を調整して出力制御を119万kwに抑えていたが、
2023年4月は、火力を増やし、201万kwの出力を制御したか?
2023年の3月20日の出力制御では
2022 | 2023 | |||
5月4日 | 3月20日 | |||
エリア需要 | 719 | 950 | 万kw | |
揚水運転等 | 33 | 47 | 万kw | |
域外送電 | 314 | 332 | 万kw | |
需要合計 | 1066 | 1329 | 万kw | |
供給力 | 1185 | 1425 | 万kw | |
再エネ | 747 | 769 | 万kw | |
出力制御 | 119 | 96 | 万kw |
2022.5.4データ元:seigyo_shiji_kako.xlsx (live.com)
2023.4.1データ元:seigyo_shiji_tounen.pdf (tohoku-epco.co.jp)
このケースでは、火力を100万kw抑制してくれると
再エネの、96万kw出力制御が不要になったのではないでしょうか?
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