東京電力では、先日、ゴールデンウイーク期間の出力制御準備を報道されていましたが、根拠らしきものを見つけました!
上記は、
「2023年度GWの需給バランス想定および 再生可能エネルギーの出力制御に係る運用の 基本的な考え方について」
の一部抜粋です!
データ元は、こちら
これは、2023年2月28日に経済産業省が開催した、下記会議の一部資料です
「第44回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ」
1.揚水式発電の調整力が大きい
この資料をみると、東京管内の揚水発電による需給調整力が大きいことに驚かされます!
なんと、最大857万kw
先日、投稿した私の
では、
最大出力の合計は、約768万kw
東京電力HP「数表でみる東京電力」から揚水式発電を抽出して集計したものでしたが、出力の合計より揚水による消費電力の方が大きい!
東京電力HP「数表でみる東京電力」の揚水式発電所は、省略している発電所もあるのかもしれません!
2.火力の調整力に余裕がありそう!
東京電力のGW需給計画では、
エリア需要に対する、
火力の受持ちが、約29%
もあります!
調整力のある
揚水式発電は、再エネを51%吸収して蓄電してくれます!
(再エネ出力1601万kwー揚水820万kw=781万kw)
再エネ出力から揚水分を差引いた781万kwを
火力の715万kwで調整することになります!
上記棒グラフからは、
揚水の余力が37万kwしかない!
と見えますが、
再エネがこの見込みより増加したとしても
再エネ:火力=781:715
火力の最低出力の基本は30%程度とされていることから
再エネが、300~350万kw増加したとしても
火力は30%を確保できそうです!
なので、ほとんど出力制御発動の可能性を感じません!
最低出力の30%については、
より
以上から考えると
資料にも記載されていますが、
保険的な位置づけの出力制御準備
と言えそうです!!
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