寒けがする九州エリアの出力制御指示!
3月の出力制御指示は、
2日が、
405万kw(再エネ出力1,045万kwの38.7%)
3日が、
401万kw(再エネ出力1,029万kwの39.0%)
データ元は、「九州電力でんき予報」の「再生可能エネルギー出力制御見通し」からです!
なお、データ元とのリンクが切れるので、確認したい方は、ご自身で検索してください!!
発電事業者が、勝手に営業を始めた訳でもなく、
国の認可を受けて営業しているのに、
どんどん電気を捨てられる!!
3月2日の制御実績は、251万kwになりましたが、前日の指示内容で身構えてしまいます!
国は、再エネを更に拡大することを目指していますが、
国のどんどん変わる将来計画に
投資計画が崩されてしまっているような?!
4割の出力制御だと3日に一回から二回の出力制御の順番が、来てしまいます!
晴天が恨めしくなってはいけない!
原発の影響を考察
九州では、昨年途中から原発が稼働を始めているということで、
影響を考察するため、2022年2月と2023年2月の出力制御状況を比較してみます!
2023年 | 制御実績 | 2022年 | 制御実績 | |||
2月 | 曜日 |
万kw |
制御指示日 | 万kw | ||
4 | 土 | 87 | 4 | ー | ||
5 | 日 | 118 | 9 | ー | ||
8 | 水 | 68 | 平日 | 11 | ー | |
11 | 土 | 24 | 12 | ー | ||
12 | 日 | 199 | 13 | ー | ||
15 | 水 | 35 | 平日 | 14 | ー | |
16 | 木 | 85 | 平日 | 20 | ー | |
20 | 月 | 112 | 平日 | 26 | 25 | |
22 | 水 | 31 | 平日 | 27 | 174 | |
25 | 土 | 105 | 28 | ー | ||
26 | 日 | 279 | ||||
27 | 月 | 195 | 平日 | 10回 | 2回 | |
28 | 火 | 230 | 平日 | |||
13回 | 3月13回 |
2023年2月は、13回出力制御を実施していますが、2022年2月は、10回の出力制御指示を出したものの実施は2回となっています。
九州電力の過去の出力制御実績より調査しました。
この結果から、今年(2023年)2月の出力制御実績は、
ほとんど原発稼働の影響と推測されます!
2022年の出力制御実績は、2回ではありますが、10回の出力制御指示を出しているため、本土への送電線の余裕も無い状況であったと思われます。
したがって、原発が稼働した時点で、
原発が発電した分が九州管内で余分になる
ということで、再エネ分の電気が抑制されてしまったのでしょう。
原発再稼働の効果は?
本土への送電線に余裕がある状態であれば、
原発の稼働する効果が大きいものとなったと思いますが、
昨年から電気余り加減の九州で、かつ、本土へ送電が期待できない中での原発再稼働は、電気料金にどの程度恩恵をもたらしているのでしょうか?
はなはだ疑問を感じるところです!
昨年の3月には、13回の出力制御実績となっていますが、今年は、3月に入ったとたん40%の出力制御指示!!
暖かくなってきているはずなのに
寒けがしてきました!
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