九州の出力制御

(カテゴリ: 出力制御)
空

2月17日から2024年の確定申告を受付開始

ということで太陽光発電事業者の方々の2024決算が出そろってきたのではないでしょうか。

売上は、出力制御のおかげで減少していることと思われますが、

どんだけ出力を制御されているのか?

と気になるところなので、九州の積算比率を見みました!

国の指標は、年度まとめとなっているので

今回のとりまとめも年度で整理しています。

九州 2023 2024
積算比率
onライン offライン onライン offライン
4 25.52 43.23 4.82 18.38
5 18.53 47.06 6.4 23.69
6 2.79 10.17 1.32 7.82
7 0 0 0 0
8 0.16 0.83 0 0
9 0.75 2.11 0.01 0.14
10 3.3 9.13 0.94 3.8
11 0.51 1.93 1.48 5.96
12 0 0
1 0 0
2 0.38 1.65
3 1.58 7.59

2024年度は、まだ年度途中となっていますが、

明らかに2023年度より2024年度が少ない結果となっています。

火力発電の運用の「最低を出力比50%以上」からを、

一部に「30%以上を適用」するように変更されたと記憶していますが、

その影響なのか??

天気の影響が大きいとの情報も記憶していますが、

原発の定期点検の時期とか要因はいろいろ有りそうです!

なので、各エリアで今後の出力制御を考える時には、

出力制御の大きかった2023年の九州が参考になると思います。

 

2023年度の九州エリアの出力制御について↓下記で投稿していますが

出力制御 九州の2023年度 6.7%は本当か!?

この中で私の発電所のデータで試算した結果、

九州の2023年度年間の出力制御率は、13.04%

オフライン
2023 積算比率 発電量kw 抑制量kw
%/100① ③=①×②
4 0.4323 7,301 3,156
5 0.4706 6,939 3,265
6 0.1017 6,303 641
7 0 6,597 0
8 0.0083 6,350 52
9 0.0211 4,974 104
10 0.0913 5,322 485
11 0.0193 3,339 64
12 0 2,796 0
1 0 3,426 0
2 0.0165 4,118 67
3 0.0759 6,190 469
合計 63,655 8,303
年間抑制率 13.04%

 

これ北東北の発電データを九州の積算比率で試算なので、

発電状況の違うケースを試算してみました。

・上記表の4月の発電量で一年発電したケース

年間抑制率は、10.3%

オフライン
2023 積算比率 発電量kw 抑制量kw
%/100① ③=①×②
4 0.4323 7,301 3,156
5 0.4706 7,301 3,435
6 0.1017 7,301 742
7 0 7,301 0
8 0.0083 7,301 60
9 0.0211 7,301 154
10 0.0913 7,301 666
11 0.0193 7,301 140
12 0 7,301 0
1 0 7,301 0
2 0.0165 7,301 120
3 0.0759 7,301 554
合計 87,612 9,027
年間抑制率 10.30%

・上記表の10月の発電量で一年発電したケース

年間抑制率は、10.3%

オフライン
2023 積算比率 発電量kw 抑制量kw
%/100① ③=①×②
4 0.4323 5,322 2,300
5 0.4706 5,322 2,504
6 0.1017 5,322 541
7 0 5,322 0
8 0.0083 5,322 44
9 0.0211 5,322 112
10 0.0913 5,322 485
11 0.0193 5,322 102
12 0 5,322 0
1 0 5,322 0
2 0.0165 5,322 87
3 0.0759 5,322 403
合計 63,864 6,578
年間抑制率 10.30%

・まとめ

結果として、発電量に波がなければ同じ出力制御率10.3%となりました。

パネルの傾斜により4~6月の発電量が多いケースは、

年間出力制御率が大きい値となると思われます。

私の発電所は、パネル傾斜25度、

パワコンデショナー出力が、49.9kw

パネル容量が55.788kw、

と少々の過積載となっていますが、

200%、300%と過積載が大きくなると年間の発電量の波が小さくなるので、年間通しての出力制御率も小さい値となりそうです。

また、九州の1発電所あたりの出力制御回数の実績は、

2023年度、28回

2024年度(1月31日現在)、17回

となっています。

いずれもオフライン事業者ですが、

2024年度は、30日ルールまでまだまだなので出力の制御は続きそうですが、

2023年度は、ほぼ30回なので回数的にも頭打ちではないでしょうか?

参考

九州30日ルール超過(2023)で出力制御頭打ちか?

東北エリアの2023年度 出力制御 2.6%

四国エリアの2023年度 出力制御 4%

中国エリアの2023年度 出力制御 7.1%

 出力制御 九州の2023年度 6.7%は本当か!?

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