代理制御調整金について、いろいろ調べてきましたが、
今回は東北管内の代理制御調整金を発電容量から割り出してみたいと思います!
試算方法は、
1.基準制御量(私)から代理の基準制御量算定
2.東北管内の代理制御対象の設備容量から制御量算定
3.東北管内の制御量から清算金を算定
4.まとめ
1.基準制御量(私)から代理の基準制御量算定
私の発電所規模50kwを代理制御した発電所の制御量を算定します!
まず、東北電力の代理制御調整金の積算比率で、代理した側(オン事業者)を算定!
5月検針時の積算比率は、
オン事業者分 0.29%
オフ事業者分 2.49%
私の発電所への請求は、
5月分の発電量 8,757kw(4月14日~5月16日まで)
5月分の制御相当(被代理制御の基準値とします。)
218kw(=8,757kw×2.49%)
これを代理するオン事業者の制御相当量は、我の発電所と同規模の場合
5月分の発電量 8,757kw
5月分の代理制御量相当(代理制御の基準値とします。)
25kw(=8,757kw×0.29%)
データは、こちらから
2.東北管内の代理制御対象の設備容量から制御量算定
代理制御対象の発電所容量は、
オフ事業者 62.5万kw (被代理制御対象)
オン事業者 234.9万kw (代理制御対象)
これを基準とする発電容量50kwとの倍率に換算すると
オフ事業者 12,500 倍(被代理制御対象)(=625,000/50)
オン事業者 46,980 倍(代理制御対象)(=2,349,000/50)
この倍率を基準制御量(50kwの発電所の制御量)にかけると
オフ事業者 2,725,000 kw(=218kw×12,500)
オン事業者 1,174,500 kw(=25kw×46,980)
代理制御対象の発電所容量のデータは、こちら
3.東北管内の制御量から清算金を算定
金額算定のための単価は、変動したFIT単価の平均を設定します!
被代理事業者の単価は40円~32円の平均の36円(税抜き)
代理事業者の単価は29円~14円の平均22円(税抜き)
(2015年4月で単価区分をしました。)
オフ事業者 2,725,000kw×36円= 98,100,000円(被代理制御対象)
オン事業者 1,174,500kw×22円= 25,839,000円(代理制御対象)
差額= 72,261,000円
まとめ
試算結果をまとめると、
オフ事業の被代理制御事業者から約1億円集金して、
オン事業者の代理制御事業者への清算金は、2600万円の支払い!
残額の7200万円は、手元に残る!!
あくまで試算でありますが、
2600万円分しか出力制御していないのに、1億円近く集金した! ように思えます!
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