４月に実施した出力制御による代理制御調整金の積算比率が公表されています！
国内各エリアのHPから集計しました！
４月に出力制御を実施したのは６エリアとなっています！
１．４月積算比率のONとOFFの割合
| 積算比率 ％ | |||
| 4月 | on | off | off／on |
| 東北 | 1.35 | 12.32 |
9.12 |
| 北陸 | 0.94 | 8.51 | 代理無 |
| 中部 | 0.98 | 1.91 | 1.95 |
| 中国 | 6.04 | 26.23 | 4.34 |
| 四国 | 3.42 | 11.71 | 3.42 |
| 九州 | 25.52 | 43.23 | 1.69 |
| 九州のoffは、10～500ｋｗ未満 | |||
(2023.07.17一部修正）
各エリアでon事業者に対するoff事業者の割合が３月と比較して小さくなっています。
東北エリアの場合３月の14倍越えが10倍を切っています。
２．３月積算比率のONとOFFの割合
| 積算比率 ％ | |||
| 3月 | on | off | off／on |
| 東北 | 0.22 | 3.11 | 14.14 |
| 北陸 | |||
| 中部 | |||
| 中国 | 1.15 | 12.07 | 10.50 |
| 四国 | 0.69 | 2.82 | 4.09 |
| 九州 | 14.28 | 35.45 | 2.48 |
| 九州のoffは、10～500ｋｗ未満 | |||
東北エリアは、OFF事業者がON事業者による代理制御量の14倍越えとなっていました！
３．エリア内制御方法別出力内訳
OFF事業者分をON事業者が代理制御する観点から管内全体の出力規模を比較しますが、これも各エリアのHPから集計しました！
代理制御対象の発電所容量は、OFFは500kw未満 注1）
| 制御対象 | 万kw | 万kw | 構成比 | ||
| 出力内訳 | on | off | off／on | ||
| 東北 | 318 | 64.3 | 0.20 | 2023.04.末時点 | |
| 北陸 | 58 | 21.3 | 0.37 | 2023.03.31時点 | |
| 中部 | ? | ? | |||
| 中国 | 214 | 100 | 0.47 | 2022.12.末時点 | |
| 四国 | 103 | 75 | 0.73 | 2023.03.末時点 | |
| 九州 | 647 | 216 | 0.33 | 2023.05.末時点 | |
注1 出力制御について|なるほど！グリッド｜資源エネルギー庁 (meti.go.jp)
北陸エリアのオフ事業者21.3万ｋｗは出力制御の対象外（当面）
(21.3万kw＝高500kw7.2万kw+低14.1万kw)
素晴らしい！！
４．積算比率をエリア内出力規模で案分比較
ON事業者とOFF事業者の4月積算比率を出力規模で比較してみました！
管内出力×積算比率です！
| 管内出力×積算比率 | |||
| 清算 | 万kw | 万kw | |
| 出力内訳 | on | off | off／on |
| 東北 | 4.29 | 7.92 |
1.84 |
| 北陸 | ー | ー | ー |
| 中部 | ー | ー | ー |
| 中国 | 12.92 | 26.23 | 2.03 |
| 四国 | 3.52 | 8.78 | 2.49 |
| 九州 | 165.11 | 128.23 | 注) 0.77 |
(2023.07.17一部修正）
注）
九州エリアは、高圧500kw以上(90万kw)の積算比率が38.73％
高圧500kw未満と低圧10万kw以上(216万kw)の積算比率が43.23％
なので
90万kw×0.3873＝34.857万kw
216万kw×0.4323＝93.377万kw
併せて、128.234万kw
off／on=0.77と1を下回っているということは、
オン事業者がオフ事業者より多いため
代理分の少ない事業者があったのかもしれません。
九州エリア以外は、２倍程度なので出力制御の実績時間と8時～16時までの指示制御時間の差分ということでしょうか。
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