ご承知の通り、太陽光発電は雑草との戦いです。
とりわけ、フェンスや架台まわりに巻き付いてくる「つる系雑草」は、物理的な除去が難しく、作業負担も大きくなりがち。
そんな中、静電気の技術を活用した雑草抑制装置が開発された、との報道がありました。
7月28日付で、近畿大学が『世界初!静電気の技術を活用した設置型雑草抑制装置 「WCP(Weed Control Panel)」を産学連携で共同開発』と題する、プレスリリースを出しています。
リリースによりますと、株式会社トワロントレーディング(大阪府堺市)、近畿大学農学部、朝日金網株式会社の三者が、つる系雑草の繁茂を抑制する装置「WCP(Weed Control Panel)」を共同開発したとのこと。
引用(リリースより):
「WCP(Weed Control Panel)」は、フェンスなどの構造物に巻き付いて成長するつる系雑草の繁茂を、静電気の技術を活用して雑草の頂芽を枯らし成長を抑制する装置で、市販のソーラー式電牧器を利用して設置します。
設置に特別な技術は必要なく、非常に軽量なため誰でも簡単に設置が可能です。
この装置は、公共インフラ施設や太陽光発電所、高速道路、鉄道沿いのフェンスなど、つる系雑草が繁茂しやすい場所での活用が期待されているそうです。
令和3年から4年間の実用化試験を経て、葛(クズ)に対する抑制効果が確認されており、現在特許出願中とのことです。
当方としては、「静電気で雑草を抑える」という発想そのものに、正直なところ、驚きを感じています。
物理的な刈り取りや除草剤に頼らず、「電気の力」で成長を止める、というのは、太陽光発電設備との親和性も高く、今後の展開が気になるところです。
なお、製品の発売は令和7年8月1日から。
事業者向けに販売されるとのことで、詳細は株式会社トワロントレーディングの公式サイトや、こちらのチラシをご確認ください。
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