九州エリアの2024年度 出力制御

(カテゴリ:  代理制御調整金)
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九州エリアの2024年度の積算比率が出そろったので年間の出力制御を試算してみます!

試算にあたって、九州エリアに発電所を所有していないので我発電所の発電データを代用しての試算です!

1.九州エリアの積算比率

2024
onライン offライン
4 4.82 18.38
5 6.4 23.69
6 1.32 7.82
7 0 0
8 0 0
9 0.01 0.14
10 0.94 3.8
11 1.48 5.96
12 0.58 2.94
1 1.77 7.89
2 0.39 3.09
3 8.86 27.17

出典:九州電力送配電HP内

九州電力送配電 オンライン代理制御の精算比率について

太陽光発電ムラ市場

2.オフライン事業者の出力制御量

(パネル出力56.568kw、パワコン出力49.92kw)

2024 積算比率 発電量kw 抑制量kw
%/100① ③=①×②
4 0.1838 7,690 1,413
5 0.2369 7,277 1,723
6 0.0782 7,430 581
7 0 6,066 0
8 0 5,227 0
9 0.0014 5,793 8
10 0.038 5,023 190
11 0.0596 3,799 226
12 0.0294 2,422 71
1 0.0789 3,171 250
2 0.0309 5,283 163
3 0.2717 6,105 1,658
合計 65,286 6,283

年間制御率=6,283kw÷65,286kw=9.62%

出力制御実績に対し、8時間発電停止したものとして割増をされている制御量です!

売上が250万円の場合、24万円の減収、

売上が300万円の場合、28万9千円の減収

2023年度の年間制御率は、13.08%だったので改善されたように見えますが、天候との兼ね合いが見えません!

3.オンライン事業者の代理制御量

代理で出力制御したオンライン事業者に支払われる代理制御調整量です。

2024 積算比率 発電量kw 抑制量kw
%/100① ③=①×②
4 0.0482 7,690 370
5 0.064 7,277 465
6 0.0132 7,430 98
7 0 6,066 0
8 0 5,227 0
9 0.0001 5,793 0
10 0.0094 5,023 47
11 0.0148 3,799 56
12 0.0058 2,422 14
1 0.0177 3,171 56
2 0.0039 5,283 20
3 0.0886 6,105 540
合計 65,286 1,666

年間制御率=1,666kw÷65,286kw=2.55%

オフライン事業者より規模の大きいオンライン事業者で

分担して代理制御するため少ない制御量となります。

それぞれの出力規模をみると、

代理制御対象のオンライン事業者712万kw

被代理事業者のオフライン事業者289万kw

(2025年3月末時点調査)

九州電力送配電 九州本土の再生可能エネルギーの接続状況 他

ただし、手動制御も混在しており、被代理制御分が不明です。

そのため、実際に制御された代理制御量の試算ができません!

4.まとめ

2024年度における

オフライン事業者の

清算出力制御量、6,283kw(9.62%)

この量を単価36円で試算すると

6,283kw×36円×1.1=248,806円 の減収

オンライン事業者への

代理制御調整量は、1,666kw(2.55%)

これを単価22円で試算すると、

1,666kw×22円×1.1=40,317円 の代理制御調整額

 

なお、金額算定のための単価は、変動したFIT単価の平均を設定します!

被代理事業者の単価は40円~32円の平均の36円(税抜き)

代理事業者の単価は29円~14円の平均22円(税抜き)

(2015年4月で単価区分をしました。)

※参考

代理制御の6月清算!1億集め2千万で清算か?東北

東北エリアの2023年度 出力制御

四国エリアの2023年度 出力制御 4%

中国エリアの2023年度 出力制御 7.1%

 出力制御 九州の2023年度 6.7%は本当か!?

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