4月8日に開催された広域系統整備委員会の会議で、国内電力エリアの連携線について
「系統増強の検討を加速してはどうか!(資料5ページ)」
と議論したようです!
会議名 第60回 広域系統整備委員会
福島沖地震による火力発電所被災や東京エリア電力ひっ迫を受けて、「検討を加速!」でありますが、ウクライナ危機を共有した切迫感を持って「早期増強が不可欠!!」と踏み込んで欲しいところ、「中・長期的には系統増強が不可欠」(5ページ)と歯がゆいスタンス!!
会議資料では、次の3地区について検討しています。
① 北海道~東京、東北ルート新設
② 九州~中国ルート増強
③ 中地区増強
1.背景
送配電網の強靭化に対する期待
◼ 本年3月16日に発生した福島沖を震源とする地震により、福島県を中心に複数の大規模電 源が停止、一部発電所ではボイラー等の損傷も確認され、現在も供給力が低下している状況。
◼ 3月22日には東日本全体で強い寒波による気温の低下や降雪に伴う東京・東北エリアの電 力需要の増加し供給力が不足する見通しとなったことから、3月21日に電力需給ひっ迫警報 が発令された(制度開始以来初) 。
◼ 地震直後の需給の安定化や3月22日の需給ひっ迫の供給力不足に対して、全国の地域間 連系線を活用した最大限の電力融通により供給力が確保できた。
◼ 電気の安定供給を実現するために、系統の強靭化に向け広域的な電力融通に資する地域 間連系線等の増強に対する期待も高まっており、本委員会においても計画策定プロセスを通じ て、適切な設備増強を迅速に検討・決定していく必要がある。
◼ ただし、地域間連系線等のネットワークを整備しても融通する側の供給力が不足する場合は、 安定供給は実現できないことから、そのような面も含め、ネットワーク側の整備については検討が 必要である。
◼ そうした中、広域系統整備計画として一体的に評価する増強計画であっても、合理的な工事 については、将来的な計画策定を踏まえ、先んじて早期着手することも必要と考える。
会議資料は、こちら
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