九州4月の出力制御、驚き?怒り?辛抱?

(カテゴリ:  代理制御調整金,  出力制御を考える)
晴れ間

九州では、出力制御が増加継続中で、

4月に入り、15日までに10回制御発動され1回当り平均で

再エネ出力の40%!

驚きと怒りが満ちるような、厳しい値です!!

ただ、実際に制御を実施しているのは、オンライン事業者がオフ事業者分も併せて制御しているので

代理分を含めて制御しているオンライン事業者の制御率をエリア内の出力規模からザックリ算定すると、

オンライン事業者は、1回当り出力制御試算値は、61.5%!

 

2023.4実績
制御日 制御実績 再エネ出力 制御割合
1 410 831 49%
2 402 821 49%
3 339 953 36%
4 162 698 23%
8 573 1043 55%
9 587 976 60%
10 306 890 34%
11 213 736 29%
12 180 762 24%
13 341 933 37%
平均 351 864 40%

データ元:九州電量でんき予報

また、1事業者の制御回数は、2.5回に1回(100%/40%=2.5)

となるので1事業者当り16%ほどの抑制を見込まれます!

(16%=40%/2.5回)

繰り返しますがザックリの試算です!

試算内訳

オフの出力計は、317万kw、オンの出力計は、618万kw、合計935万kw

平均出力制御351万kwをオンだけで受持つので、出力規模で案分すると

351/(864×618/935)=351/571=61.5%

 

経済的出力制御対象内訳
オフライン オンライン
特別高圧 19 216
500kw以上 79 245
500kw未満 42 18
低圧10kw以上 177 139
317 618 935 万kw

データ元:九州電力送配電 九州本土の再生可能エネルギーの接続状況 他 (kyuden.co.jp)

清算では制御時間での制御量となりますが、ここまでの試算は、出力規模での案分であり、非常にザックリしたものです!

 

代理制御清算を試算

代理制御の調整量を試算してみます!

上記試算の、1事業者当りの出力制御率を16%として、

九州エリアの出力規模で考えると

オフ事業者317万kw分を618万kwで代理制御することになるので、

オン事業者への清算量は、

16%×317/618=8.2%

となり、約半分の8.2%の払い戻し!

 

また、オフ事業者は、8時から16時まで制御されたものとするのですが、

下のグラフを見ると9時にはズバット切られているので、

16%からの割増はあまり多くないように感じます!

なので、オフ事業者は20%程度の出力制御といったところか?

辛抱するしかないのか?

九州2023.03.05
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