経済産業省で開催している再エネ会議では、2024年度の出力制御見通しするにあたり、2023年度の出力制御見通しなどで推定していますが、東北エリアの2023年度の見通し値として

0.93％

の数値が利用されている。

出典：↓　再生可能エネルギーの出力制御の抑制に向けて（2023年11月7日：資源エネルギー庁）の15ページ

056_03_00.pdf (meti.go.jp)

東北エリアに位置する我発電所の2023年度の積算比率が出そろったので年間の出力制御を算定してみます！

１．東北エリアの積算比率

出典：東北電力ネットワークHP内

3-7_001.pdf (tohoku-epco.co.jp)

２．オフライン事業者の出力制御量

（パネル出力56.568kw、パワコン出力49.92kw）

年間制御率＝1,657kw÷63,655kw=2.6％

出力制御実績に対し、８時間発電停止したものとして割増をされている制御量です！

売上が250万円の場合、6万5千円の減収、

売上が300万円の場合、7万8千円の減収

３．オンライン事業者の代理制御量

代理で出力制御したオンライン事業者に支払われる代理制御調整量です。

年間制御率＝156kw÷63,655kw=0.02％

0.02％と少ない制御量となりましたが、

更に、東北エリアの事業者別の出力規模は、

代理制御対象のオンライン事業者318万kw

被代理事業者のオフライン事業者64.3万kw

（2023年4月時点調査）

なので１被代理事業者を4.95代理事業者で分担している勘定になります。

（318万kw÷64.3万kw≒4.95）

したがって、被代理事業者であるオフライン事業者の年間制御実績は

156kw×4.95=772kw

年間制御率としては、

772kw÷63,655kw=1.2％

東北エリアは、東京エリアへ最大550万ｋｗ送電可能であることで出力制御を多く回避できています！

４．まとめ

2023年度における

オフライン事業者の

出力制御実績は、772kw（1.2％）

清算出力制御量、1,657kw（2.6％）

この量を単価36円で試算すると

1,657kw×36円×1.1＝65,617円　の減収

オンライン事業者への

代理制御調整量は、156kw（0.02％）

これを単価22円で試算すると、

156kw×22円×1.1＝3,775円　の代理制御調整額

※参考

代理制御の6月清算！1億集め2千万で清算か？東北

四国エリアの2023年度 出力制御 4％

中国エリアの2023年度 出力制御 7.1％

 出力制御　九州の2023年度 6.7％は本当か！？

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