最近、株式投資はあまりやっていないのだが、先日保有していた株を売却した時の明細書を見たら、売却手数料の欄が空欄だった。
そういえば株式売買手数料を無料にするネット証券会社が出てきたというニュースが話題になっていたなと思ったのが、それよりずっと昔を思い出してちょっと感慨深かった。
かつて、マネックス証券、Eトレード証券などのネット証券が現れて株式売買手数料が劇的に安くなったことで、いろいろな投資手法が話題になった。
自分が結構やったのが、
①一般的な株式の値刻みが10円だった頃、その10円幅を狙って、これも標準的な売買単位だった1000株の売買を繰り返すデイトレード(確かワンワンデイトレとか言っていたと記憶)
②権利確定日に現物買と信用売りを組み合わせて株主優待券(電鉄会社のパスとかANA・JALの優待券)をゲットし、それをネットで売却する方法
①はあまり利益は上げられなかったが、②は結構小遣い稼ぎにはなったかな。
②の手法は今でもできるが、株価が高くなって多額の現金が必要になったり、優待券の転売制限が設けられたりと、やりにくくなってしまったのでやめてしまった。
これらの投資手法は株式売買手数料が安くなって初めて成立するようになったものだったが、今度は安いどころか無料になってしまうとは!
マネックス証券は、無料化ではやってられないと身売りしてしまったぐらいだから、衝撃的なこと。
この先は、繋がりを求める人間の本能に応える商売と徹底した機械化により低コスト化したネット商売に2極化していき、中途半端なものは生き残れないのかもしれない。
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