カルロス・ゴーンが「日本人はのろま」と海外メディアに語ったという報道があった。のろまという表現はどうかと思うけどビジネスの世界では否定できないかな。
日本の企業では、自分に決裁権限があっても、会議を繰り返してみんなで考えた結果だという過程を踏んで、もしミスであったとしても批判の矛先が自分に向かないように保険をかけている。このため結論は決まっているのに時間がかかるというのは間違いない。
同族会社のほうがサラリーマン社長が経営する会社よりも長期的に見れば業績が良いという統計があるそうだが、肝の据わった社長の魂の決断との差が出るのではないかと思う。アパホテルがリーマンショック後に土地や古いホテルの買収を進めたというのが象徴的だ。
合議で物事を決める会社では逆張り投資や先んじた投資をするという決定はなかなかできないだろう。みんなが「いいね!」と思う頃には天井が近いというのが投資の経験則だ。
自分の場合もうんウン千万円も借金をして投資をするなんて、事前に家族に相談したら絶対に反対されただろう。ムラの皆さんも家族会議を開いて投資を決めたという人はほとんどいないのでは。
個人でやる再エネ投資はすべて自己責任だ。太陽光はやるかやらないかだけなので魂の決断とまでは言えないと思うけど、自分で決断しているという充実感はあるよね。
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