系統用蓄電池に投資する以上、何にも知らないわけにはいかない。
業者が示す怪しげな利回りだけでお金を出すのではいけない。
では、どうなのか?
接続済みの系統用蓄電池は43か所。
接続待ちは2035か所で、容量は約2000万kwと原発20基分もある。
なんだか太陽光発電のFIT制度初期の、権利だけでも押さえておこうという状況と似ている?
技術的に不可能でない限り電力会社側から接続を断れないということもあってか申し込みは殺到しているが、送電線の容量の問題等から工事も必要で、順番待ちの列ができているようだ。
投資に当たっては、接続検討がどのような段階なのかをしっかり確認する(=運営側が示せるか)ことが大事になるだろう。
そして、すでに系統用蓄電池の運営を開始している大手企業のコメントによれば、事業は採算に乗っていて、事業拡大を計画しているとのこと。
ただし、太陽光発電のFIT制度のようなものはなく、収益はアグリケーターの腕にかかっている。
そうであれば、系統用蓄電池の数が増えていけば、事業としてのうまみは薄れていくことになるだろう。
また、余剰電力という側面からは、反太陽光発電の流れはマイナス。また、太陽光発電のFIT制度終了後の廃業の影響も懸念される(高市さん、頼みます!)。
系統用蓄電池への投資は、ファーストペンギンに利益ありというところか。

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