自分が学生だった40数年前に「金」ブームがあった。当時から山っ気があってバイトでためたお金で金を買おうと思って、書店に並んだ今でいう投資本を買って研究した。
結局買わなかったのだが、買わなかった理由はよく覚えていない。先を見通せるわけはなく、単に度胸がなかったからだったのかもしれない。
しかし、チャートを見てみると1983年頃につけた高値を超えたのはなんと約30年後だった。買わなかったのは正解だったのか。今では当時の高値の2倍以上になっているから買ったほうがよかったのか。
というのはすべて結果論。
20年以上塩漬けになった金利を生まない金属をずっと持ちこたえることができるのか、ようやく買値を回復した2013年頃に売ってしまわなかったか。
投資は欲と恐怖という感情との戦いと言われているが、全くその通りだと思う。
また、長期に投資すれば報われると言われるが、投資をスタートする時期によって効果は大きく変わる。
金をインフレヘッジとして買う場合は、相場の動きで売買するのではなく、やはりドルコスト平均法で投資するというのが良いのかもしれない。
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