2026再エネ賦課金値上げの不思議と電力決算 経済産業省はどこを向いているの??

(カテゴリ: 再エネ賦課金)

20241220

前回に2026年再エネ賦課金の値上げを投稿しましたが、

今回は、電力会社の決算から再エネ賦課金算定を見てみました!

再エネ賦課金の制度では、2年後に清算され次年度の賦課金に反映されることになっているので、2026年の2年前の2024年の各電力会社の決算と比較してみました!

太陽光発電ムラ市場

1.過年度再エネ賦課金一覧

2019年 2.95円
2020年 2.98円
2021年 3.36円
2022年 3.45円
2023年 1.40円
2024年 3.49円
2025年 3.98円
2026年 4.18円

2.賦課金計算内訳の過年度比較

再生エネ 回避可能 発電原価の差 販売電力量 賦課金
 年 買取費用① 費用 ② ③ =①ー② 億kw ④ ③/④
2026 4兆8,507億円 1兆6,495億円 3兆2,012億円 7,665億kw 4.18
2025 4兆8,540億円 1兆7,906億円 3兆0,634億円 7,708億kw 3.98
2024 4兆8,172億円 2兆1,322億円 2兆6,850億円 7,707億kw 3.49
2023 4兆7,477億円 3兆6,353億円 1兆1,124億円 7,946億kw 1.40
2022 4兆2,033億円 1兆4,609億円 2兆7,424億円 7,943億kw 3.45
2021 3兆8,434億円 1兆1,448億円 2兆6,995億円 8,036億kw 3.36
2020 3兆8,478億円 1兆4,774億円 2兆3,704億円 7,967億kw 2.98
2019 3兆5,833億円 1兆1,546億円 2兆4,287億円 8,237億kw 2.95

データ元は、下記をclickです。↓

 再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します (METI/経済産業省)

上記サイトの算定では、事務費に11億円計上されていますが、端数以下になるので省略しました!

 

まず、賦課金積算内訳の2026年と2025年を比較してみると、

再エネ電気買取費用が33億円減少しています。

2026年が、4兆8,507億円

2025年が、4兆8,540億円

再エネ電気買取の費用が安くなったら賦課金も安くなりそう??

と思いますが、しかし、再エネ賦課金は5%の値上げです。

(4.18円÷3.98円=1.05)

これは、火力発電や原発電気など電力会社の発電(回避可能費用)費用が安くなっているため!!

ということですが、どうなんでしょうか??

下段で各電力会社の決算の売上ベースでは

2023年から2024年にかけて、少々増加傾向にあります!

市場価格を反映しているとのことですが、

これも、幅がありそうに思うところです!

賦課金単価の算定に採用する販売電力量もポイントになるのですが、

賦課金算定上の販売電力量は減少傾向であるのに対し、

2024年決算では、2023年から上昇に転じており、

8,027億kwとなっています!

ちなみに、2026年の賦課金を、8,027億kwで算定すると

3兆2,012億円÷8,027億kw=3.988円

これだけで、ほぼ2025年の賦課金並みとなってしまいました!

原油高騰の最中、市場価格の採用値を少々高騰補正したら

2025年の再エネ賦課金を改定する必要性がなくなりそうです!

物価高騰も考慮したら、電気料金なぜ値上げするの???

 

◎各電力会社の決算

2024年度 億円  億円
地区 発電売上高 販売電力  経常損益
北海道 9,020 335億kw  640
東北 2兆6,449 779億kw  2,567
東京 6兆8,103 2,286億kw  2,344
中部 3兆6,692 1,079億kw  2,764
北陸 8,582 319億kw  913
関西 4兆3,371 1,347億kw  5,316
中国 1兆5,292 517億kw  1,285
四国 8,513 355億kw  916
九州 2兆3,568 1,010億kw  1,995
合計 23兆9,590 8,027億kw 18,740
2023年度 億円  億円
地区 発電売上高 販売電力 経常損益
北海道 9,537 339億kw  873
東北 2兆8,178 792億kw  2,919
東京 6兆9,183 2,287億kw  2,788
中部 3兆6,104 1,038億kw  5,092
北陸 8,082 280億kw  1,079
関西 4兆0,593 1,347億kw  7,659
中国 1兆6,287 526億kw  1,980
四国 7,874 305億kw  800
九州 2兆1,394 902億kw  2,381
合計 23兆7,232 7,816億kw 25,571
2022年度 億円
地区 発電売上高 販売電力
北海道 8,888 310億kw
東北 3兆0,072 818億kw
東京 8兆1,122 2,428億kw
中部 3兆9,866 1,024億kw
北陸 8,176 327億kw
関西 3兆9,518 1,271億kw
中国 1兆6,946 546億kw
四国 8,332 327億kw
九州 2兆2,213 960億kw
合計 25兆5,133 8,011億kw 5,404億円赤字

※データは、各社決算報告書から抜粋しています!

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