今年2回目の8月(6月分)代理制御調整金!
今回も東北管内の代理制御調整金を発電設備容量から割り出してみたいと思います!
試算方法は、
1.基準出力制御量(私)から代理制御量の基準値算定
2.東北管内の代理制御対象の設備容量から出力制御量算定
3.東北管内の制御量から清算金を試算
4.まとめ
1.基準出力制御量(私)から代理制御量の基準値算定
私の発電所規模50kwを代理制御した発電所の制御量を算定します!
まず、東北電力の代理制御調整金の積算比率で、代理で出力制御した側(オン事業者)を算定!
6月検針時の積算比率は、
オン事業者分 0.84%
オフ事業者分 8.34%
私の発電所への請求は、
6月分の発電量 6,817kw(5月17日~6月15日まで)
6月分の制御相当(被代理制御の基準値とします。)
569kw(=6,817kw×8.34%)
これを代理するオン事業者の制御相当量は、我の発電所と同規模の場合
6月分の発電量 6,817kw
6月分の代理制御量相当(代理制御の基準値とします。)
57kw(=6,817kw×0.84%)
データは、こちらから
2.東北管内の代理制御対象の設備容量から出力制御量算定
代理制御対象の発電設備容量は、
オフ事業者 62.5万kw (被代理制御対象)
オン事業者 234.9万kw (代理制御対象)
これを「基準とする発電容量50kw」との倍率に換算すると
オフ事業者 12,500 倍(被代理制御対象)(=625,000/50)
オン事業者 46,980 倍(代理制御対象)(=2,349,000/50)
この倍率を基準出力制御量(50kwの発電所の制御量)にかけると
オフ事業者 7,112,500 kw(=569kw×12,500)
オン事業者 2,677,860 kw(=57kw×46,980)
これが、東北管内の代理で実施された出力制御量となります!
上記写真のデータは、こちら
in_002.pdf (tohoku-epco.co.jp)
3.東北管内の制御量から清算金を試算
金額算定のための単価は、変動したFIT単価の平均を設定します!
被代理事業者の単価は40円~32円の平均の36円(税抜き)
代理事業者の単価は29円~14円の平均22円(税抜き)
(2015年4月で単価区分をしました。)
オフ事業者 7,112,500kw×36円= 256,050,000円(被代理制御対象)
オン事業者 2,677,860kw×22円= 58,912,920円(代理制御対象)
差額= 197,137,080円
試算結果を整理すると、
オフ事業の被代理制御事業者から約2億5600万円集金して、
オン事業者の代理制御事業者への清算金は、5890万円の支払い!
残額の約2億円は、手元に残る!!
あくまで試算でありますが、
5890万円分しか出力制御していないのに、2億5600万円集金!
まとめ
実績相当の出力制御した発電量は、
2,677,860kw(オンライン事業者の出力制御量)
オフライン事業者が本来出力制御するべきとされる発電量
7,112,500kw (8時から16時までの分)
明らかに、オフライン事業者への割当量が多すぎます!(出力制御実績の2.7倍)
①九州の実績で、オフライン事業者への割当実績が多いことが分かっている。
(前日指示の出力制御時間を10時から14時までにする等見直し必要)
②代理出力制御により、清算すべき出力制御量が確定している。
③電力会社は、オフライン事業者の発電した電気で売上を得ており、火力の燃料を消費していない。
この3点から出力制御の実績発電量より多い発電量で、オフライン事業者から集金する根拠を見出せません!
こういうのは、計量法無視?で、 窃盗? 詐欺? 一方的に人の財産取上げることは、何かな?
オンライン化促進の意見もありますが、当初契約を反故にされ、更に追加料金を搾取するようなもので、民主主義国家の有り方としてどうなのと思うところです!
ただし、サービスの大小でオンライン化を促進することであれば有だと思います!
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