第1回は、資金調達編。
個人では風力発電所をなかなか保有できないのは、資金調達が難しいから。
資金調達には2段階のハードルがある。
ハードル①
契約時に約6割の支払いを求められる。
総建築費が4500万円の場合だと2700万円のキャッシュが必要。
内訳は、風車製作発注等の手付金、ID権利金の支払い、土地賃借料の前払金だ。
ハードル②
これは先の話だが、発電所引渡し時に残金の支払いを求められる。
連系後にしか融資しない金融機関であると、ごく短期間だが残金1800万円のつなぎ資金が必要となる。
個人に運転資金を貸してくれる金融機関はなかなかないと思われ、意外にこのハードルは高い。
この2つのハードルをクリアする目途が立たないと、大きな金額がショートするから契約はできない。
自分の場合は、ハードル①は、太陽光の収益+老後のためにと買っていた株式を売却して調達。
ハードル②は、連系前に融資してくれるよう公庫を説得した(これは過去6年間の付き合いを評価してくれたのだと思う)。
そして、完成は7~8か月後になるので、多額の資金を前払している分、本当に完成するのかという一抹の不安を感じながら過ごすことになるよ。
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