2024年から工場や倉庫の屋根太陽光の FIT価格 を2~ 3円高 くするという制度ができるという記事が出た。
自分も5、6年前に、工場の屋根に設置した発電所購入を検討したことがあった。
メリットは何といっても除草の必要がなくメンテ費用が安かったこと。日当たりも抜群。当時はケー ブル盗難リスクなんて考えてもみなかったが、これも安心。
停電したときには工場に売電するという契約が必須だったが、そもそも停電すると売電がで きなくなるから問題はないと考えた。
でも、契約しなかった。
理由は、工場の屋根を利用する権利を法的に確保する制度がなかったたから。
賃借権や地上権は登記をすれば、誰からも後か らどけと言われることはないが、工場の屋根については登記制度はなく、工場の所有者が代わってどけと言われたら対抗できない。
その時考えたのは、現在の工場所有者との間で、工場の所有権を譲渡する場合には、買主に対しても屋根を利用させる義務を負わせるという契約を結んでお くということ。
良いアイデアだと思ったのだが、現在の工場所有者が倒産してしまいその義務の履行 を請求できなくなればどうしようもない。
要するに、工場、倉庫等の屋根太陽光をやる場合には、契約の相手方の信用力(事業継続性)が相当高くなけれ ばいけない。
建物の所有者は大手企業や公共団体に限られるかな。
でも、大手企業は自分たちで発電所を持つことになるだろうから、市場に出てくるものは多くないと予想。
買うチャンスがあっても ご注意を!
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