サントリー白州工場見学で印象的だったのは、環境への配慮をしていることのアピールがすごかったこと。
山麓の木を切ったことに対してなのか、会社をあげて植林活動をやっていることをアピール。石油由来のペットボトルの使用については、ペットボトルを薄く軽量化していること、100%植物由来のボトルの開発を進めていることをアピールしていた。
お金をかけて工場見学を実施しているのは、商品の宣伝だけでなく、環境への配慮をやっていることをアピールして「開発」というマイナスイメージををカバーするという目的もあるようだった。
一方、釧路湿原近くのメガソーラーはどうか?
本来、法令に反していなければ開発は問題ないはずで、これまでも多くのメガソーラーがいろいろなところで作られてきた。
しかし今回の開発業者は、「何が問題なの?」という本音が見え見えで印象が悪い。
また、丹頂鶴とか湿原とかキャッチーな話題であるがゆえに、CO2削減という国としての目標をどう達成するかという大事な議論を離れて、環境保護派や政治家の餌食になってしまった感がある。
今回の開発業者には、パネルを敷きつめる土地の北側を白樺並木にしたり、道路側からはパネルが見えないようにするとか、お花畑を作るとかイメージアップ作戦が必要だったのかもしれない。

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