以前、ソーラーシェアリングを検討してあきらめたことがある。
自分の年齢や体力からして自ら営農することは考えられないから、営農は第三者に委託することになるが、農地一時転用の条件である「営農の適切な継続」の存在が大きなネックだった。
「営農の適切な継続」とは、発電設備の下の農地における作物の単収が、同じ年の地域の平均的な単収と比較しておおむね2割以上減少してはいけないというもの。これを満たさないと最短3年で発電設備を撤去しなければならなくなる。
結局、発電事業が他人のやる気と信用力に左右されるというリスクを受け入れられなかった。
国の農業の行き先を考えると、ソーラーシェアリングは大変良いアイディアでもっと普及するべきと考えていたから断念したのは残念だった。
ところが、荒廃農地を再⽣利⽤した場合には、2割以上減少ルールは適用されず、「適正かつ効率的に利用されているこ と(農地の遊休化、捨作りをしない)」という緩和ルールが2021年3月に設けられたことを知った。
おっと、これなら検討できるかも、ということで荒廃農地を再利用したソーラーシェアリングをやっていると思われる業者にアプローチしてみた。
(次回に続く)
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