教科書的には、リスクとリターンはトレードオフだから、利回りが高いということはリスクが高いということになる。
それはそのとおりなのだが、これまでいろいろなものに投資をしてきた自分の感覚としてはそれだけではないように感じる。
どう表現したらよいのかはよく分からないが、事業に参画するという要素が強い場合は、利回りが高い場合が多い。
「事業に参画する」というのがリスクだよと言われてしまうとなかなか反論できないが、例えばマンションを買って賃貸する不動産ファンドは利回りはそれほど高くないし、投資する側も不動産事業をやるという気持ちではないだろう。
多くの人がまだ気が付いていない利幅が見込める有望な事業をやろうとした場合でも資金を調達できなければ実行できない。
そんな事業に対する資金提供は、事業への参画の色合いが濃くなり、運用収益というより資金提供額に応じた利益配分といったほうがふさわしいのかもしれない。
投資する側も、リスクに見合ったワクワク感も味わえるように思うのだが、どうだろうか。

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