バルミューダが、2023年秋より小型風力発電機実証実験を開始すると発表した。
発想は、大ヒットした扇風機の逆ということらしいが、体に優しい風を送ることと強い風を受けて発電機を力強く回すということは、違うように思うのだが・・。
「小型」というのがどの程度なのかが分からないが、出力20kwの小型風力発電のFITは実質的には終了している。建設する適地も少なくなっている。
仮に家庭でお使いくださいと言われても、風見鶏のように洒落たものならまだしも、「扇風機」を屋根の上に乗せようとする人はそういないように思う。
バルミューダという会社はストーリーがあって大好き。
トースターやBluetoothスピーカーも使っている。
でも、スマホの失敗を見て、ちょっと??という感じ。
会社が大きくなって上場して、さらに成長しなければという思いに捕らわれ過ぎていないか。
後追いでも儲けられると自分たちを過大評価していないか。
どこの会社もそうだが、将来の目標をたててそれを実現していくという大きな絵を描ける人が偉くなるものだが、目標達成にこだわり過ぎると見えなくなることがあるように思う。
高い価格でのM&Aや新規分野への進出等で失敗をした会社は数知れない。
小型風力発電機はまだ実証実験ということなので、実験をしている間に、技術的なことばかりではなく、商業化の可能性もよく判断してほしい。
結局、発電した電力で扇風機を回すだけなんてことにならないことを祈ります。
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